旅行計画はGoogleマップに置くだけでいい|詰め込みすぎない旅程の作り方

私は、旅行の予定を細かく決めすぎないようにしています。

理由は簡単です。

初めて行く場所で、完璧なスケジュールを作ることはほとんどできないからです。

移動時間は予定通りにいかないことがあります。
思ったより長くいたい場所もあります。
逆に、思っていたより早く出たくなる場所もあります。
天気や体調によって、動き方を変えたくなることもあります。

それなのに、出発前にすべてを分単位で決めてしまうと、旅先で自分の感覚を無視することになります。

私は、それが少しもったいないと思っています。

旅行は、予定を守るために行くものではありません。

だからこそ、予定は立てます。
ただし、詰め込みすぎないようにします。

この記事では、筆者が実際に意識している、余白を残す旅程の作り方について整理します。

まず、行きたい場所を地図に置いてみる

私は旅行前に、Googleマップを使って、行きたい場所をいくつかプロットしておきます。

昔は、その場所についてかなり詳しい情報もメモとして入れていました。

営業時間、料金、所要時間、見どころ、注意点。
調べれば調べるほど、情報は増えていきます。

しかし、実際の旅では、そのメモをあまり読み返しませんでした。

旅先では、目の前の移動や天気、体調、時間の流れに意識が向きます。
細かく書き込んだ情報を、その場で丁寧に読む余裕は意外とありません。

そのため、今は細かく調べ込みすぎることはやめました。

もちろん、休館日や営業時間、移動手段など、最低限の情報は確認します。
ただ、すべてを完璧に調べてから動こうとは考えません。

まずは、気になる場所を地図の上に置いてみる。

それくらいで十分だと思っています。

最初は距離や効率を考えすぎない

プロットするとき、最初から移動効率を考えすぎる必要はありません。

物理的に遠い場所か。
近い場所か。
移動しやすい場所か。
同じ日に回れる場所か。

そうしたことは、最初は一度置いておきます。

まずは、頭に浮かんだ場所を中心に地図へ置いていきます。

行ってみたい場所。
少し気になる場所。
写真で見て印象に残った場所。
名前だけ覚えている場所。
何となく雰囲気が良さそうな場所。

そういうものを、一度すべて地図に置いてみます。

そのあとで、ネットの情報や他の人の旅行記、交通手段などを軽く調べながら、さらに候補を足していきます。

この段階では、まだ旅程を作る必要はありません。

大事なのは、行きたい場所を並べることではなく、自分が何に惹かれているのかを見える形にすることです。

天気によって行く場所を変える想定をしておく

ある程度候補が出てきたら、次に考えるのは天気です。

私は、旅行前に少しだけイメージ練習をします。

晴れならここへ行く。
雨ならここにする。
曇りなら無理に遠出しない。
一番天気が良い日は、景色を見たい場所を優先する。

このように、天気によって行き先を変える前提で考えておきます。

特に、展望台、海、山、街歩き、島、屋外の遺跡などは、天気の影響を受けやすいです。

反対に、博物館、カフェ、駅周辺、屋内施設、ホテル近くの散策などは、天気が悪い日でも組み込みやすいです。

すべてを固定してしまうと、天気が悪くなったときに旅程が崩れます。

でも、最初から「晴れの日用」「雨の日用」と分けておくと、予定が変わっても焦りにくくなります。

予定を立てるというより、選択肢を持っておく感覚です。

それが面倒なら、旅のスタイルが違うだけかもしれない

ここまで読んで、「少し面倒だな」と感じた方もいるかもしれません。

それは悪いことではありません。

旅行にはいろいろな形があります。

最初から効率よく組まれたツアーが好きな方もいます。
有名な場所を一通り回れる方が安心する方もいます。
短い休みの中で、できるだけ多くの場所を見たい方もいます。

それはそれで、ひとつの旅の形です。

ただ、もし自分で旅を組んでいるのに、やっていることが「ツアーの行程を個人で再現しているだけ」になっているなら、一度考えてみても良いと思います。

団体行動は苦手。
でも、有名な場所は全部回らないと不安。
自分のペースで動きたい。
でも、結局スケジュールは分刻みで詰め込んでいる。

この状態になると、個人旅行なのに、自分で自分を縛っているような旅になってしまいます。

もちろん、それが楽しいなら問題ありません。

ただ、旅行のたびに疲れ切って帰ってくる。
予定をこなしたはずなのに、あまり記憶に残っていない。
有名な場所には行ったけれど、自分が何を感じたのかよく分からない。

もしそう感じているなら、旅の組み方を少し変えてみる価値はあると思います。

他人基準で旅を組みすぎない

旅行先を決めるとき、私たちは思っている以上に他人の基準に影響されています。

旅行ランキングに載っているから。
SNSでよく見るから。
ガイドブックに大きく載っているから。
職場の人に「そこへ行ったなら、あそこも行ったよね」と言われそうだから。

そうした理由で、何となく有名な場所を予定に入れてしまうことがあります。

もちろん、有名な場所には有名になるだけの理由があります。
行ってみる価値がある場所も多いです。

ただ、それが本当に自分の行きたい場所なのかは、別の話です。

本当は静かな街を歩きたいのかもしれません。
本当は海辺で少し休みたいのかもしれません。
本当は観光地より、現地の駅や市場、普通の住宅街の空気に惹かれているのかもしれません。

有名だから行く。
行かないと損だから行く。
人に説明しやすいから行く。

それだけで予定を組むと、自分の旅ではなく、他人に説明するための旅になってしまいます。

私は、それが少しもったいないと思っています。

自分が本当に見たいものを考える

少し話が広がりましたが、旅程を作る前に大切なのは、自分が本当に何を見たいのかを考えることです。

具体的な場所が決まっていなくても構いません。

こういう雰囲気の場所に行きたい。
静かな朝の街を歩きたい。
海が見える場所に行きたい。
古い建物が残る通りを歩きたい。
観光地ではなく、生活の気配がある場所を見たい。
夕方の駅で少し立ち止まりたい。

そういう曖昧な感覚でも良いと思います。

むしろ、最初はそのくらいの方が自然です。

その感覚を無視して、ランキングや有名観光地だけで予定を埋めてしまうと、自分が本当に求めていた旅から離れてしまうことがあります。

旅の計画は、情報を集める作業であると同時に、自分自身と話し合う時間でもあります。

まずは、あやふやでも地図に置いてみる

そのための第一歩として、私は気になる場所を地図にプロットしています。

はっきりした理由がなくても構いません。
うろ覚えでも構いません。
あとで消しても構いません。

まずは、気になる場所をいくつか地図の上に置いてみる。

そうすると、自分がどのエリアに惹かれているのかが見えてきます。

街の中心部に興味があるのか。
海沿いに惹かれているのか。
歴史的な建物が多い場所に行きたいのか。
観光地より、少し外れた場所に行きたいのか。

地図に置くことで、頭の中だけでは見えなかった旅の形が少しずつ見えてきます。

もちろん、地図にプロットしない旅もあります。
その日の気分だけで歩く旅もあります。

ただ、それはまた別の旅の形なので、この記事では一度分けて考えます。

まずは、自分が気になる場所を地図に置いてみる。

そこから始めるだけでも、旅程はかなり作りやすくなります。

次回:プロットした後、どう旅程にするか

話が少し長くなりました。

今回は、旅行の予定を細かく決めすぎない理由と、まず行きたい場所を地図に置いてみることについて書きました。

大切なのは、最初から完璧なスケジュールを作ろうとしないことです。

行きたい場所を出す。
天気による選択肢を考える。
他人基準ではなく、自分が本当に見たいものを考える。

そのうえで、地図に置いた場所をどう整理し、どのように旅程にしていくのか。

次回は、プロットした場所をもとに、無理のない旅程を作る考え方について書いていきます。

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