旅行の候補地を4つに分ける|詰め込みすぎない旅程の整理方法

前回の記事では、旅行の候補地は多くてもいいけれど、全部回ろうとしない方がいいと書きました。

行きたい場所をGoogleマップやノートにたくさん置いてみる。
そこから距離感や方向性を見て、旅全体のイメージをつかむ。
そして、その中から本当に行きたい場所を一つ決める。

ここまでできると、旅程はかなり組みやすくなります。

ただ、実際に旅行計画を立てていると、そこでまた迷うことがあります。

「本当に行きたい場所は分かった。
でも、他の候補地はどう扱えばいいのか」

という問題です。

候補地をすべて削ってしまうのは不安です。
かといって、全部予定に入れると詰め込みすぎになります。
現地で時間が余ったときに行ける場所は残しておきたい。
でも、候補が多すぎると、結局どれを選べばいいのか分からなくなる。

ここで大切なのは、候補地を一つのまとまりとして考えないことです。

すべての候補地を同じ重さで扱うから、予定が重くなります。

私は、旅行の候補地は大きく4つに分けて考えています。

必ず行く場所。
時間があれば行く場所。
近くを通れば寄る場所。
今回は無理に入れなくてもいい場所。

このように分けておくだけで、旅行計画はかなり軽くなります。

候補地を減らすのではなく、候補地の役割を分ける。

この記事では、詰め込みすぎない旅程を作るために、旅行の候補地をどのように整理すればよいのかを考えていきます。

「必ず行く場所」が多すぎると、旅程は苦しくなる

候補地を4つに分けるとき、多くの方は「必ず行く場所」が多くなりがちだと思います。

ここも行きたい。
あそこも外せない。
せっかく行くなら、ここも入れておきたい。

そうしているうちに、「必ず行く場所」だけで予定がいっぱいになってしまいます。

しかも、その場所が同じエリアにまとまっていればまだ良いのですが、実際には離れていることも多いです。

午前中は市街地。
昼は少し離れた観光地。
午後は別のエリア。
夕方はまた中心部へ戻る。

このような行程になると、時間効率が悪くなります。

移動時間が増え、食事や休憩の時間が削られ、少し予定が遅れただけで全体が苦しくなります。

その結果、かなりぎりぎりの行程表ができてしまいます。

私は、この4つの分類では、下に行くほど数が多くなるのが理想だと思っています。

つまり、ピラミッド型です。

一番上の「必ず行く場所」は少なくする。
その下に「時間があれば行く場所」を置く。
さらに「近くを通れば寄る場所」を増やす。
最後に「今回は無理に入れなくてもいい場所」を持っておく。

この形にしておくと、旅程に余白が生まれます。

逆に、「必ず行く場所」が多すぎると、頭でっかちな旅程になります。

予定表の上では充実して見えますが、実際に現地で動くと苦しくなりやすいです。

必ず行く場所だけで組んできた人へ

ここで、

「私は今まで、必ず行く場所だけで旅程を組んできた」

と思う方もいるかもしれません。

もちろん、それ自体を否定するつもりはありません。

行きたい場所をしっかり決めて、その通りに動ける方もいると思います。

ただ、少し厳しい言い方をすると、それは自分を正当化しすぎていないでしょうか。

本当は周辺にも行きたい場所があった。
でも、距離や時間の制約で外さざるを得なかった。
その結果、今の行程に落ち着いた。

そういうことも多いのではないかと思います。

つまり、最初から「必ず行く場所だけで問題ない」と決めていたのではなく、実際には行きたかった場所を削っている場合もあります。

それなら、最初から候補地に優先順位をつけておいた方が楽です。

もし時間の制約で回りきれなかったとしても、優先順位の高い場所には行けている。

そう思えるだけで、旅の満足感はかなり変わります。

全部は行けなかったけれど、本当に行きたかった場所には行けた。

この状態を作ることが大切です。

エリアで区切るという考え方もある

もう一つの方法として、あえてエリアごとに旅程を組む考え方もあります。

この場合、優先順位を少し横に置いて、なるべく移動をコンパクトにします。

今日はこのエリアだけ。
明日は別のエリア。
今回はこの方面だけに絞る。

このように決めると、移動時間が減り、体力を温存しやすくなります。

本当は別のエリアにも行きたい場所があるかもしれません。

それでも、無理に全部を入れず、今回は一つのエリアに絞る。

そして、次回再訪したときに別のエリアを回る。

この考え方も十分に良いと思います。

一度目の旅行では分からなかったことも、二度目なら分かることがあります。

空港から市街地への移動。
現地の交通機関。
街の雰囲気。
食事の感覚。
治安や距離感。

二回目に訪れると、勝手が分かっている分、かなり柔軟に動けます。

最初の旅行で無理にすべてを回ろうとするより、二回目以降の方が充実することもあります。

「また来ればいい」と思えると、旅は軽くなる

時間がない。
お金も限られている。
次にいつ来られるか分からない。

だから、一度の旅行でできるだけ詰め込みたい。

その気持ちはよく分かります。

ただ、そう考えすぎると、旅程はどんどん重くなります。

全部回らなければ損。
行けなかった場所があると失敗。
せっかく来たのに外すのはもったいない。

この考え方になると、旅は苦しくなります。

私は、少しでも「また来ればいい」と思えることが大事だと思っています。

もちろん、本当に再訪できるかは分かりません。

でも、最初から「今回ですべて終わらせなければならない」と考えるより、「今回はここまででいい。残りはまた来たときに楽しめばいい」と考える方が、場所の選択がかなり楽になります。

行けなかった場所は、失敗ではありません。

次に行く理由が残っただけです。

そう考えると、予定を減らすことへの抵抗も少し小さくなります。

何事も余裕は大事です。

旅行も同じです。

候補地を4つに分けるのは、予定を減らして寂しくするためではありません。

本当に行きたい場所を大切にし、行けなかった場所に振り回されすぎないためです。

「必ず行く場所」を少なくする。
「時間があれば行く場所」を持っておく。
「近くを通れば寄る場所」を用意する。
「今回は無理に入れなくてもいい場所」を認める。

この形にしておくと、旅程はかなり軽くなります。

類似投稿

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です