旅行の予定は当日変えていい|天気と体力で旅程を入れ替える考え方
前回の記事では、旅行の候補地を4つに分ける考え方を書きました。
必ず行く場所。
時間があれば行く場所。
近くを通れば寄る場所。
今回は無理に入れなくてもいい場所。
このように分けておくと、旅程はかなり軽くなります。
ただ、候補地を分けただけでは、まだ旅行計画は完成しません。
実際の旅では、予定通りに動けないことが普通にあります。
天気が悪くなることもあります。
思ったより移動に時間がかかることもあります。
朝から体が重い日もあります。
前日の疲れが残っていることもあります。
現地で急に気になる場所を見つけることもあります。
そのたびに、最初に作った予定表を無理に守ろうとすると、旅は一気に苦しくなります。
だから私は、旅行の予定は当日変えていいと思っています。
むしろ、変えられるように作っておくことが大切です。
予定は、きれいに消化するためのものではありません。
当日、天気や体力を見ながら、どこへ行くかを判断しやすくするためのものです。
この記事では、旅行中に天気や体力に合わせて、旅程をどう入れ替えればよいのかを考えていきます。
雨の日は中止すればいい、では済まないこともある
旅行の予定を天気や体力で変えると書くと、
「体調が悪い日は行かなければいい」
「雨なら中止すればいい」
「無理に行くから疲れるのでは」
という意見もあると思います。
たしかに、それは正論です。
ただ、それは実際にその状況に自分が置かれていないから言えることでもあります。
旅行には、それぞれ事情があります。
限られた休み。
数年に一度の海外旅行。
家族や同行者との予定。
すでに予約しているチケット。
その日しか行けない場所。
次にいつ来られるか分からない国。
そういう状況では、簡単に「中止すればいい」とは言えないこともあります。
もちろん、本当に体調が悪いときは無理をしない方がいいです。
危険を感じる天候なら、予定を変えるべきです。
ただ、当ブログを読んでいる方が知りたいのは、そういう極端な正論ではなく、
「では、実際に雨予報だったらどう組むのか」
「体力が微妙な日は、どこまで動くのか」
「予定を全部捨てずに、どう軽くするのか」
という部分だと思います。
逆に、そこまで簡単に予定を切り替えられる人であれば、このブログを読むまでもなく、あまり悩んでいないかもしれません。
だからここでは、雨なら中止、体調が悪ければ行かない、という話はいったん横に置きます。
そのうえで、現実的にどう予定を組み替えるかを考えていきます。
雨予報なら、雨を前提に行程を組む
旅行前には、天気予報を数日前から確認する方が多いと思います。
もし旅行予定日に雨マークが出ていても、
「当日は晴れてほしい」
「予報が外れてくれないかな」
「少しでも雨が弱くなればいい」
と思うことはあるでしょう。
その気持ちはよく分かります。
せっかくの旅行ですから、できれば晴れてほしいです。
ただ、予定を組むときは、願望ではなく天気予報を基本にした方がいいです。
元々雨予報なら、まずは雨を前提とした行程にしておく。
屋外の予定を軽くする。
屋内施設を候補に入れる。
移動距離を短くする。
駅やホテルから近い場所を選ぶ。
濡れても休めるカフェや商業施設を確認しておく。
このように考えておきます。
そして、当日になって雨が止んだり、運よく晴れたりしたら、そこから予定を広げればいいと思います。
最初から晴れることを強く期待して行程を組むと、天気予報通りに雨だったときに気持ちが崩れます。
「本当は晴れたらここに行く予定だったのに」
「雨だから全部台無しになった」
「せっかく来たのに損をした」
そう感じやすくなります。
だから、まずは素直に天気予報を受け入れる。
雨なら雨の旅程を作る。
晴れたら予定を増やす。
この順番の方が、気持ちも予定もかなり楽になります。
雨具をどうするかも、事前に確認しておく
雨予報だと、傘やレインコートを持って行くべきか迷うこともあります。
荷物を増やしたくない。
でも、現地で雨に濡れたくない。
折りたたみ傘を持って行くべきか。
現地で買えばいいのか。
ホテルで借りられるのか。
こうした小さな迷いも、旅行中には意外と負担になります。
雨具については、必ずしもすべて日本から持って行く必要はありません。
ホテルによっては、傘を貸してくれることがあります。
レンタカー会社で傘を用意している場合もあります。
現地のコンビニやスーパー、駅の売店で買えることもあります。
もちろん、国や地域によって事情は違います。
だからこそ、事前に確認しておくと安心です。
ここで言う確認とは、ただネットで検索することだけではありません。
ブログ記事を読む。
口コミを見る。
旅行サイトを調べる。
これも参考にはなります。
ただ、海外旅行では注意が必要です。
そのブログはいつ更新されたものなのか。
口コミを書いた人の旅行時期はいつなのか。
その情報は今も正しいのか。
その人の旅の条件と、自分の条件は同じなのか。
ネット上の情報は便利ですが、常に最新とは限りません。
特に海外では、サービス内容や営業時間、貸し出しの有無が変わっていることがあります。
不安なことは、直接確認する
では、どうすればいいのか。
私は、不安なことがあるなら、できるだけ直接確認した方がいいと思っています。
ホテルなら、メールで問い合わせる。
電話できるなら、直接電話する。
予約サイト経由でメッセージを送る。
レンタカー会社なら、店舗へ確認する。
例えば、
「チェックイン前に荷物を預けられますか」
「雨の日に傘の貸し出しはありますか」
「早朝にタクシーを手配できますか」
「ホテル周辺で朝食を取れる場所はありますか」
このようなことは、ネット上の記事を探し回るより、直接聞いた方が早い場合があります。
もちろん、海外のホテルへ英語で連絡するのが億劫に感じる方もいると思います。
その場合は、クレジットカードのコンシェルジュサービスを使う方法もあります。
最近では、ホテルへの確認やレストラン予約などをサポートしてくれるサービスもあります。
自分でメールを書くのが難しければ、そうしたサービスを利用するのも一つの手です。
大事なのは、心配なことを心配なまま放置しないことです。
ワンアクションでも自分から動いて確認しておくと、旅行中の不安はかなり減ります。
晴れの場合と雨の場合、2パターン持っておく
事前に確認しておけば、予定変更にも対応しやすくなります。
晴れたら屋外へ行く。
雨なら屋内中心にする。
体力があれば少し遠くへ行く。
疲れていればホテル周辺で過ごす。
このように、少なくとも2パターン持っておくと安心です。
完璧な計画を作る必要はありません。
晴れの日はこうする。
雨の日はこうする。
これくらいの分け方で十分です。
大切なのは、当日になってから慌てて考えないことです。
雨が降ってから検索する。
体調が悪くなってから別の行き先を探す。
荷物を持ったまま、どこで休めるか迷う。
これでは、予定を変えるだけで疲れてしまいます。
心配事は誰にでもあります。
ただ、その心配事が分かっているなら、事前にどう対策するかを考えておくことはできます。
雨ならどうするのか。
傘はどうするのか。
屋内で過ごせる場所はあるのか。
ホテルに戻りやすい行程になっているのか。
そこまで考えておけば、天気が悪くても、旅全体が崩れにくくなります。
もちろん、行き当たりばったりでしのぐ旅もあります。
それが合う人もいます。
どちらが正解というわけではありません。
ただ、不安が大きい方や、海外旅行に慣れていない方は、晴れと雨の2パターンを持っておくだけで、旅はかなり楽になると思います。