旅行から帰って疲れが残る理由|帰国後まで考えた旅程の作り方
旅行の計画を立てるとき、多くの方は現地での予定を中心に考えると思います。
どこへ行くか。
何を食べるか。
どのホテルに泊まるか。
どの観光地を回るか。
帰国便は何時に出るか。
もちろん、それらは大切です。
ただ、私は旅行の計画を立てるとき、帰国後の疲れまで考えた方がいいと思っています。
旅行は、帰国便に乗ったら終わりではありません。
家に帰る。
荷物を片付ける。
洗濯をする。
睡眠を戻す。
翌日から仕事や日常に戻る。
ここまで含めて、旅行の疲れは残ります。
現地で予定を詰め込みすぎると、旅行中だけでなく、帰国後にも疲れが出ます。
帰ってきた翌日に体が重い。
仕事に集中できない。
時差ボケが抜けない。
洗濯や片付けが面倒になる。
楽しかったはずなのに、日常へ戻るのがつらい。
こうなると、旅行の満足感よりも、疲労感の方が強く残ってしまうことがあります。
もちろん、多少疲れる旅行が悪いわけではありません。
遠くへ行けば疲れます。
長時間移動をすれば体力を使います。
慣れない場所を歩けば、普段より消耗します。
ただ、帰国後に毎回ぐったりしてしまうなら、現地の予定だけでなく、帰ってからの自分も含めて旅程を考えた方がいいかもしれません。
この記事では、旅行から帰って疲れが残る理由と、帰国後まで考えた旅程の作り方について書いていきます。
帰宅後の片付けまで、旅行の疲れに含めて考える
旅行から帰って、まずやることといえば、荷物の片付けと洗濯だと思います。
これが何気に面倒だと感じる方も多いのではないでしょうか。
スーツケースを開ける。
着替えを出す。
洗濯物を分ける。
お土産を整理する。
使った小物を元の場所へ戻す。
充電器やケーブル類を片付ける。
一つ一つは小さな作業です。
ただ、旅行で疲れて帰ってきた直後には、これがかなり重く感じることがあります。
だからこそ、私は旅行前の荷物を少なくしておくことが、帰宅後にも効いてくると思っています。
荷物を減らすことは、旅行中に身軽になるためだけではありません。
帰ってきた後に片付けるものを減らすことでもあります。
持って行く服が少なければ、洗濯物も整理しやすい。
小物が少なければ、片付ける場所に迷いにくい。
バッグの中身がシンプルなら、帰宅後に一気に片付けやすい。
旅行中の身軽さは、そのまま帰宅後の軽さにもつながります。
お土産を除けば、帰るときの荷物が行きより少なくなるくらいでもいいと思っています。
使い切るもの。
現地で処分できるもの。
旅行中に減っていくもの。
帰宅後に片付けなくていいもの。
こうしたものをうまく使うと、帰ってからの負担は少し減ります。
もちろん、使い捨てのものを増やすことには環境面の問題もあります。
そこを気にする考え方も大切です。
ただ、すべてを完璧にしようとすると、今度は自分の負担が増えすぎることもあります。
環境への配慮、自分の体力、旅の快適さ、帰宅後の負担。
どれか一つだけを絶対視するのではなく、自分にとって無理のないバランスを考えればいいと思います。
帰宅後には、日常へ戻る作業が待っている
旅行から帰ってきた後は、荷物の片付けだけで終わりません。
洗濯をする。
部屋を整える。
冷蔵庫の中を確認する。
買い物へ行く。
食事を用意する。
郵便物や連絡を確認する。
翌日の仕事や予定に備える。
こうした日常生活が、すぐに始まります。
旅行中は非日常の時間ですが、家に帰った瞬間から、日常の作業が戻ってきます。
ただでさえ移動で疲れているところに、片付けや洗濯、買い物、翌日の準備が重なる。
そうなると、旅行の余韻よりも疲れの方が強く残ってしまうことがあります。
特に、帰国翌日からすぐ仕事の場合はかなりきついと思います。
頭がぼんやりする。
体が重い。
洗濯物が残っている。
荷物が片付いていない。
睡眠も戻っていない。
それなのに、朝からいつもの生活に戻らなければならない。
これでは、楽しかったはずの旅行が、帰宅後の憂鬱さとセットになってしまいます。
だから、旅行計画を立てるときは、現地での予定だけではなく、帰ってからの自分も少し考えておいた方がいいです。
帰国翌日は、できれば回復日として考える
対策として一番分かりやすいのは、帰国翌日に丸一日休みを入れることです。
これはかなり効果があります。
荷物を片付ける。
洗濯をする。
体を休める。
睡眠を整える。
軽く買い物をする。
食事を整える。
翌日からの日常に備える。
この一日があるだけで、旅行後の疲れはかなり変わります。
もちろん、仕事や休みの都合で、毎回それができるとは限りません。
その場合は、帰国便の時間を考えることも大切です。
午前中に帰国して、午後を休憩に使う。
夕方までに家へ戻れる便を選ぶ。
深夜帰宅になる便を避ける。
帰国後すぐに予定を入れない。
こうした工夫だけでも、翌日の負担は少し軽くなります。
特に長距離旅行の場合は、時差ボケもあります。
現地では楽しく動けていても、日本に帰ってから一気に疲れが出ることがあります。
時差、長時間フライト、空港移動、荷物の受け取り、家までの移動。
これらを軽く見ない方がいいです。
帰国をぎりぎりにして、翌日からすぐ仕事に戻る行程は、よほど体力に余裕がある人でなければ続きにくいと思います。
数回なら気合いで乗り切れるかもしれません。
ただ、それを毎回繰り返していると、旅行そのものが少しずつ面倒に感じるようになることもあります。
旅行は楽しむためのものです。
帰ってから毎回ぐったりするなら、帰国後の余白も旅程に入れて考えた方がいいと思います。
普段の体力以上に、旅行中は歩いている
ここで基本的なことに戻ります。
旅行中は、普段よりかなり歩いていることが多いです。
観光地を歩く。
駅の中を歩く。
空港を歩く。
ホテルから目的地まで歩く。
迷って余計に歩く。
坂道や石畳を歩く。
荷物を持って移動する。
普段は車移動が多い人でも、旅行中は一日中歩くことがあります。
スマートフォンの歩数を見ると、普段の何倍も歩いていることも珍しくありません。
それなら疲れるのは当然です。
旅行中に疲れやすい人は、旅程だけでなく、普段の体力も少し考えておいた方がいいと思います。
毎日の健康管理として、少し歩く習慣をつける。
週末にウォーキングをする。
階段を使う。
長時間歩いても疲れにくい靴を普段から試しておく。
旅行前だけでも少し体を慣らしておく。
こうした当たり前の積み重ねが、旅行中の疲れをかなり変えます。
普段ほとんど歩いていないのに、旅行中だけ急に一日中歩こうとすれば、疲れるのは自然です。
日頃あまり勉強していない人が、急に長時間勉強しようとしても疲れてしまうのと同じです。
体も、急に旅行モードには切り替わりません。
普段の生活の延長に、旅行中の体力があります。
旅行は、日頃の積み重ねの上にある
旅行は非日常の体験です。
見たことのない景色を見る。
知らない街を歩く。
慣れない交通機関を使う。
普段とは違う食事をする。
新しい体験をする。
だからこそ楽しいのだと思います。
ただ、その非日常を楽しむためには、日常の土台も大切です。
普段の体力。
睡眠の整え方。
荷物を減らす習慣。
片付けやすい持ち物。
無理をしすぎない判断。
帰宅後に余白を残す考え方。
こうした当たり前のことが、旅行の満足度を支えています。
旅行を特別なイベントとして切り離して考えるのではなく、普段の生活の延長にあるものとして考える。
その方が、旅行中も帰宅後も疲れにくくなります。
帰国後にぐったりする旅行を、充実した旅行だったと無理に言い聞かせなくてもいいと思います。
本当に良い旅は、帰ってきた後も、少し気持ちよく日常へ戻れる旅なのではないでしょうか。
そのためには、現地で何をするかだけでなく、帰宅後の片付け、洗濯、休養、体力まで含めて旅程を考えることが大切です。