早朝到着後の過ごし方|荷物を預けたあとは無理に観光しない

早朝到着便は、朝から現地にいられるため、一見するととても得をしたように感じます。
ただ、私は早朝到着日を「丸一日観光できる日」と考えすぎない方がいいと思っています。

長時間フライトのあと、入国審査を通り、荷物を受け取り、市内へ移動するだけでも体力を使います。
さらに、ホテルにすぐチェックインできない場合は、荷物を預けたあと、数時間をどう過ごすかを考える必要があります。

ここで予定を詰め込みすぎると、昼過ぎから強い眠気が来て、到着日だけでなく翌日以降にも疲れが残ることがあります。

早朝到着日は、観光を始める日というより、旅を現地時間に整える日。

この記事では、荷物を預けたあとの早朝到着日の過ごし方を考えていきます。

はじめての国では、予定通りに動けない前提で考える

特に、はじめて行く国では、勝手が分からず右往左往することも多いと思います。

これは、海外旅行を何度か経験している方なら、頷ける部分ではないでしょうか。

空港から市内への移動。
電車やバスの乗り方。
荷物を預ける場所。
ホテルまでの距離感。
食事をする場所。
街の雰囲気。
治安の感覚。
現地の人の歩く速さ。

どれも、事前に調べればある程度は分かります。

ただ、実際に現地へ行くと、調べた通りに動けないことは普通にあります。

ここで、

「それは、よく調べていないからでは?」
「普通は事前に調べてから行くでしょう」
「今はGoogleマップもストリートビューもあるから、だいたい把握できるでしょう」

という意見もあると思います。

もしかすると、はじめての国に行って思うように動けなかった話をしたとき、同僚や知人からそのように言われた経験がある方もいるかもしれません。

ただ、私はそういう意見に、あまり引っ張られすぎなくていいと思っています。

特に、あまり海外旅行に行ったことがない方の「事前に調べれば大丈夫」という意見を、そのまま真に受ける必要はありません。

海外という未知の場所に行くこと自体に不安があるから、そもそも行かない。
だからこそ、外から見れば「調べれば済む話」に見えるのだと思います。

でも、実際に行ったことがある方なら分かるはずです。

海外旅行は、調べた情報をそのままなぞるだけでは進みません。

もちろん、まったく下調べをしない方は少ないと思います。

空港から市内への行き方を調べる。
ホテルの場所を確認する。
行きたい場所をGoogleマップに保存する。
乗り換えや営業時間を確認する。

このくらいは、多くの方が事前に行うと思います。

ただ、それでもすべてを網羅することはできません。

ネット上の情報は、すでに古くなっていることがあります。
営業時間が変わっていることもあります。
駅の出口が工事中のこともあります。
荷物預かりの場所が閉まっていることもあります。
アプリでは簡単に見えた移動が、実際には分かりにくいこともあります。

現地の情報は常に変わります。

だからこそ、予定には空白の時間が必要です。

もし何もトラブルがなく、予定より早く動けたなら、その空いた時間に新しい予定を差し込めばいいだけです。

予定を最初から詰め込みすぎておく必要はありません。

私は、はじめての国ほど、午前中に1か所、午後に1か所くらいの軽いスケジュール感で十分だと思っています。

もちろん、候補はいくつ挙げても構いません。

行きたい場所をGoogleマップに保存しておく。
気になるカフェをメモしておく。
時間があれば行きたい場所をリストにしておく。

これは良い準備です。

ただし、その候補を「あわよくば全部回ろう」と考えているなら注意が必要です。

それは、旅行の持ち物で「念のため」を増やしすぎる心理に少し似ています。

予備を持っていると安心します。
でも、帰宅したときに「せっかく持っていったのに使わなかった」と毎回後悔するわけではないと思います。

旅の候補地も同じです。

候補は、全部行くために持っておくものではありません。
予定が空いたときに選べるようにしておくものです。

だから、候補を挙げるときは、優先順位も一緒に考えておくと良いです。

ここは絶対に行きたい。
ここは時間があれば行きたい。
ここは近くを通れば寄りたい。
ここは今回は無理に入れなくてもいい。

このように分けておくだけで、到着後の迷いはかなり減ります。

大切なのは、全部達成しなければならないという義務感を捨てることです。

旅行は、予定表を完璧に消化するためのものではありません。

特にはじめての国では、思い通りにいかないことを前提にしておく。
そのうえで、空白の時間を残しておく。

その方が、結果的に疲れにくく、現地での判断もしやすくなります。

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